ミネラル ~ヨウ素ってなに?~

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ミネラル ~ヨウ素ってなに?~

五大栄養素は、『たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル』のことです。

ミネラルと言っても、ビタミンと同じように数種類あります。

ミネラルを大きく分けると

  • 多量ミネラル

→ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン

  • 微量ミネラル

亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム

となっています。

では、ヨウ素とはどんなものなのでしょうか。

ヨウ素(I)

ミネラル ~ヨウ素ってなに?~

ヨウ素は体の中に約10~20mg存在しています。

このうち80~90%はのどのあたりにある甲状腺にあります。

甲状腺は、様々なホルモンを分泌する機能をもち、ヨウ素は甲状腺ホルモンを構成します。

ヨウ素の機能

甲状腺ホルモンとして

  • 成長や発達(骨格、末梢組織、胎児の脳)などをコントロール
  • 基礎代謝を促進

ヨウ素が不足すると…?

ヨウ素が慢性的に不足すると、甲状腺ホルモンの分泌が増加したり、甲状腺が異常に大きくなったり(大きいとのどを見た時に甲状腺がどこにあるのか分かります)、甲状腺が過形成(いわゆる甲状腺腫)を起こし、甲状腺の機能が低下します。

特に、海藻類を継続的に食べていない人は、ヨウ素不足に繋がります。

妊娠中のヨウ素不足は、死産、流産、胎児の先天異常や甲状腺機能異常(機能が低下する)を招く恐れがあります。

ヨウ素を過剰に摂ると…?

日本人は、ヨウ素を含む海藻類をよく摂るので、世界でもまれな高ヨウ素摂取の集団になります。

そのため、日本人はヨウ素の過剰摂取の影響を受けにくいとされています。

しかし、それでも大量に摂取すれば、甲状腺ホルモンの合成量が低下し、軽度のヨウ素過剰症では甲状腺機能が低下したり、重度の場合には甲状腺腫が発生します。

ヨウ素をどのくらい摂ったらいいの?

では、ヨウ素をどのくらい摂ったらいいのでしょうか。

男性 女性
推奨量
(μgRAE/日)
耐容
上限量
(μgRAE/日)
推奨量
(μgRAE/日)
耐容
上限量
(μgRAE/日)
1~2(歳) 50 250 50 250
3~5(歳) 60 350 60 350
6~7(歳) 75 500 75 500
8~9(歳) 90 500 90 500
10~11(歳) 110 500 110 500
12~14(歳) 140 1200 140 1200
15~17(歳) 140 2000 140 2000
18~29(歳) 130 3000 130 3000
30~49(歳) 130 3000 130 3000
50~69(歳) 130 3000 130 3000
70以上(歳) 130 3000 130 3000
妊婦(付加量)
初期
+110
妊婦(付加量)
中期
+110
妊婦(付加量)
末期
+110
授乳婦(付加量) +140

出典:厚生労働省ホームページ 食事摂取基準2015年版より抜粋(http://www.mhlw.go.jp/)

耐用上限量というのは、それ以上の量を摂ると、健康に影響がでるという量になります。

どんな食品に含まれているの?

ヨウ素は、海藻類の昆布やわかめ、ひじきなどに多く含まれています。

また、鯖やいわし、ブリ、カツオなどにも含まれています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本人はヨウ素の過剰摂取の影響を受けにくいとされていますが、耐用上限量が設定されているので、その量を超えないように注意しましょう。

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