ビタミン ~ビタミンAってなに?~

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ビタミン ~ビタミンAってなに?~

ビタミンは、大きく「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」の2つに分けられます。

  • 脂溶性ビタミン

→A,D,E,Kの4種類に分けることが出来ます。

  • 水溶性ビタミン

→B,Cの2種類に分けることが出来ます。

では、ビタミンAについて見ていきましょう。

ビタミンA(レチノール活性当量)

ビタミン ~ビタミンAってなに?~

ビタミンAとは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンの1つです。

レチノール活性当量(μgRAEとして表されます。

なぜビタミンAではないのかというと、

動物性のレチノールと、植物性のβーカロテンは、同じようにビタミンAの効果を出すことができないからです。

どういうかというと、βーカロテンは、私たちの体に入ると、ビタミンAに変換されますが、ビタミンAとしての力が、レチノールの12分の1しか発揮できないからなんです。

なので、βーカロテンもビタミンAとして働きますが、力はレチノールと比べて弱いので、一緒にせず、レチノール活性当量としてまとめることになりました。

レチノール活性当量を求める式を見ると分かるかもしれません。

レチノール活性当量(μgRAE)

レチノール(μg)1/12×β-カロテン(μg)+1/24×α-カロテン(μg)+1/24×β-クリプトキサンチン(μg)+1/24×その他のプロビタミンAカロテノイド(μg)

ビタミンAの働き

  • 発育の促進
  • 肌の健康の維持
  • 暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能(暗順応という)に関わる
  • 鼻やのどの粘膜に働いて、細菌から体を守る

ビタミンAが不足すると…?

ビタミンAは、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わります。

そのため、不足すると暗いところで目が見えなくなる「夜盲症」の症状が出る恐れがあります。

夜盲症とは、別名”とり目”と呼ばれ、鳥のように夜になると物が見えなくなる症状のことです。

現在の日本ではほとんど見られませんが、発展途上国など栄養状態が良くない国で、子どもたちの失明の原因の1つとなっています。

その他の不足の症状として、皮膚や粘膜の乾燥などによって免疫力が低下し、感染症になりやすくなります

ビタミンAを摂りすぎると…?

ビタミンAを過剰に摂取すると、ビタミンAが肝臓に貯蓄されて肝障害の原因になります。

普段の食生活では肝障害になる恐れはありませんが、サプリメントやビタミン剤をとっている方は、必要以上にとらないよう注意してください。

また、特に妊娠期または妊娠する予定の方は、ビタミンAの過剰摂取が胎児に影響を与えるということが報告されているので、過剰摂取にならないよう、注意が必要です。

どのくらいの量を摂ったらいいの?

ビタミンAを不足せず過剰にもならず摂るには、どのくらいの量になるかというと、以下のようになります。

男性 女性
推奨量
(μgRAE/日)
耐容
上限量
(μgRAE/日)
推奨量
(μgRAE/日)
耐容
上限量
(μgRAE/日)
1~2(歳) 400 600 350 600
3~5(歳) 500 700 400 700
6~7(歳) 450 900 400 900
8~9(歳) 500 1,200 500 1,200
10~11(歳) 600 1,500 600 1,500
12~14(歳) 800 2,100 700 2,100
15~17(歳) 900 2,600 650 2,600
18~29(歳) 850 2,700 650 2,700
30~49(歳) 900 2,700 700 2,700
50~69(歳) 850 2,700 700 2,700
70以上(歳) 800 2,700 650 2,700
妊婦(付加量)
初期
+0
妊婦(付加量)
中期
+0
妊婦(付加量)
末期
+80
授乳婦(付加量) +450

出典:厚生労働省ホームページ 食事摂取基準2015年版より抜粋(http://www.mhlw.go.jp/)

耐用上限量というのは、それ以上の量を摂ると、健康に影響がでるという量になります。

どんな食品に多く含まれるの?

ビタミンAとして働く成分が多い食品は、レバー、うなぎ、バター、マーガリン、チーズ、卵、緑黄色野菜などです。

日本人は、緑黄色野菜から1日に必要なビタミンAを4割摂っています

緑黄色野菜はビタミンAの供給源として重要であることが分かります。

まとめ

ビタミン ~ビタミンAってなに?~

いかがでしたでしょうか。

ビタミンAは、目で光を感じるところと関係があります。

また、乳児の発育にも関わってくるので、妊婦の方は必要な栄養素です。

しかし、摂りすぎるのも問題がでてくるので、過剰にならないように注意しましょう。

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