
子どもが頑張ってトレーニングをし、その成果を発揮する試合がやってきました!
試合当日の昼食はもちろん、前日や試合後の夕食など、子どもを応援できるような食事にしたいですよね。
しかし、そんな試合前~後にかけて、どんな食事が良いのか分からず、エネルギーが摂れるように揚げ物ばかりあげていませんか?
実は、試合で調子よく活動するなら避けたほうがいいんです。
そこでここでは、どんな試合前・当日の食事と、試合中の食事、試合後の食事が良いのか紹介していきたいと思います。
試合と食事
試合があると、美味しいものをたくさん食べてもらいたいですよね。
どんな試合前・当日の食事と、試合中の食事、試合後の食事が良いのでしょうか。
試合前・当日の食事
試合前の食事は本戦に向けたグリコーゲンの補充が重要となります。
そのため、糖質の多いご飯やパン、麺類、じゃがいもといった炭水化物を中心に構成しましょう。
試合前は、試合に勝つため「カツ丼」や「とんかつ」など揚げ物や脂質が多いものを食べさせたい!という方も多いですよね。
しかし、揚げ物や脂質の多い食品は胃内停滞時間が長いため、試合前は避けたほうが良いでしょう。
また、生ものや、普段食べ慣れていないものは体調維持のために避けたほうが良いでしょう。
試合中の食事
試合中は、練習以上のエネルギー消費が起こります。
そのため、グリコーゲン補充をしっかりと行うために糖質の補給を頻繁に行いましょう。
試合時間が60~90分以上の競技の場合は
- 運動中1時間ごとに30~60g
- 運動中20分ごとに0.1~0.2g/kg(体重)
のどちらか方法での糖質の摂取が推奨されています。
この補給をすることで、血糖値やグリコーゲン貯蔵量の低下を防ぎ、疲労の発現を遅らせます。
よって、運動可能時間を延長させることが期待できるのです。
試合後の食事
試合後は、
- グリコーゲンの消耗
- 汗による水分の枯渇
- 激しい運動による筋線維のダメージ
- 関節への過負荷
- 活性酸素の生成が増加
といったことが起こります。
そのため、糖質の摂取はもちろん必要です。
また、活性酸素やストレスへの抵抗力を養うために抗酸化ビタミンの摂取も重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
試合前は勝つためにカツ丼などを食べてもらうのが良いと思っていたら、そうではないようです。
糖質の補給は重要なので、しっかりと糖質が入ったものを食べてもらいましょう。
そうすることで、試合もしっかりと頑張ってもらいたいですね。